職場体験付講座「京都の老舗」第2回(8月2日(月))報告

皇學館大学

“大学を挙げて京都の老舗企業へ就職活動促進”

職場体験付講座「京都の老舗」第2回(8月2日(月))開催のご報告

皇學館大学 就職課

文責:岩崎正弥

ツ

去る8月2日(月)に、皇學館大学・就職課の主催により「職場体験付講座」第2回「京都の老舗②」が実施されました。これは、伝統産業や京都文化に興味のある学生を、京都の代表的な老舗企業に案内して、各企業のトップの方からご講話を承り、参加学生の教養や見聞を広め、就職への機縁をつくり、各自の就業意欲を高めることを通じて、就職活動の支援を目指したものです。

当日は、1~4年生10名の学生(文学部・現代日本社会学部)が宇治山田駅を8時に出発。バスの車中で、コーディネーターの岩崎正弥先生(現代日本社会学部准教授)から「京都の文化と産業の学び方-2」と題する講義と、ビデオ「祇園祭  伝統を受け継ぐ千年の営み」の上映がありました。

最初の訪問地は、創業百六十余年の西陣織「㈱川島織物セルコン」本社工場へ(市原)。総務課秘書グループの多田京子さまより、近代的な工場にて劇場緞帳や、精巧な綴織のタペストリー、式年遷宮の御神宝の調製などを案内いただき、川島織物文化館にて明治宮殿やハーグ国際司法裁判所、新宮殿豊明殿などに納められた美術織物などの貴重な展示品についてご解説いただきました。

昼食の後、次は創業三百余年となる香の老舗「㈱松栄堂」へ(烏丸二条)。会議室にて畑正高社長より「香と京文化」についてのご講義を賜り、その後、社員の方に、社内の線香製造工場や、香の元となる材料の展示、香道のお稽古場に利用されている和室の香席などを、ご案内いただきました。

 三番目は、創業二百八十余年、「茶ひとつを保つべし」となずけられた屋号の「㈱一保堂茶舗」へ(寺町二条)。渡邊孝史社長から「茶のお話」そして「働くことの心がけ」などを承り、喫茶「嘉木」スタッフの皆さまによる玉露や煎茶などの「おいしいお茶の淹れ方」の体験講習を受講しました。

 再びバスの人となり、無事に8時半過ぎに宇治山田駅に帰還し、解散となりました。

 参加者のひとり、現代日本社会学部1年生の藤本紋さんはレポートに「京都は伝統の息づく街で、今回、老舗の産業やその方々に触れて、今までにない経験ができたと思います。(中略)物づくりの信念や場の雰囲気を肌で感じて、このような昔から受け継いできた日本の流れをもっと大切にしていかなければいけないと思いました。これからは、もっとそのような産業に触れていきたいですし、将来に向けて、皆さんの信念に負けない強い思いを持っていきたいです。」と報告してくれました。

それぞれの見学先の皆様には、心より感謝申し上げるとともに、今後も京都をはじめとして大阪・名古屋・東京などの文化企業との交流を深めることにより、本学学生がますます社会に貢献できるよう、このような取組が継続されることが期待されます。

西陣織 ㈱川島織物セルコン

西陣織 ㈱川島織物セルコン

香老舗 ㈱松栄堂

香老舗 ㈱松栄堂

㈱一保堂茶舗

㈱一保堂茶舗