職場体験付講座「京都の老舗」第4回(7月10日(日))報告

“大学を挙げて京都の老舗企業へ就職活動促進”

職場体験付講座「京都の老舗」第4回(7月10日(日)) 開催のご報告

コーディネーター:現代日本社会学部・伝統継承文化創造コース

准教授:岩崎 正彌

去る7月10日(日)に、皇學館大学・就職担当の主催により文部科学省「大学教育・学生支援推進事業」の一環としての「職場体験付講座」第4回「京都の老舗④」を実施いたしました。これは、伝統産業や京都文化に興味のある学生を、京都の代表的な老舗企業に案内して、各企業のトップの方からご講話を承り、参加学生の教養や見聞を広め、就職への機縁をつくり、各自の就業意欲を高めることを通じて、就職活動の支援を目指すものです。

当日は、学生8名(文学部5名、現代日本社会学部3名)(1年生1名、2年生3名、4年生3名、大学院1名)が参加、8時に宇治山田駅をバスにて出発。車中でコーディネーターの岩崎正弥先生(現代日本社会学部・伝統継承文化創造コース・准教授)から「伝統文化の担い手たち」の講義がありました。

最初の訪問地、京唐紙「唐長」(修学院)へ。創業より十二代目にあたる千田聖二さまより工房にて、唐紙および唐長の歴史をお話いただき、実際に顔料を調合し、それをばれんで版木に移して、和紙を乗せて、丁寧に手で押さえて刷りこむ実演をしていただきました。

次は、京料理・旅館「吉田山荘」へ。女将の中村京古さまのご説明をいただいてから昼懐石「華開席」を堪能したのち、旧伏見宮家別邸であった本館の隅々と、別館の喫茶室をご案内いただきました。

 三番目は、染・織「誉田屋源兵衛」(室町三条)へ。十代目にあたるご主人、山口源兵衛さまから、氏がプロデュースされた六本木での「男の着物『傾奇者』」のショーを映像でご紹介いただき、まだ戦国の遺風の冷めやらぬ江戸時代の人々の生き生きとした着物モードについて、熱く語っていただきました。

 四番目は、京和傘「日吉屋」(寺ノ内堀川)へ。「伝統は革新」を標榜される五代目当主の西堀耕太郎さまより、和傘の歴史や製作工程、特に注目を浴びている和傘の技術を使った照明器具の世界展開について、取り上げられた番組の動画を紹介いただき、また工房もご案内いただき、楽しくお話しいただきました。

 参加学生からは「何百年も前の版木が残っていて、桂離宮の修復ではその版木を使ったのはすばらしいことです。」「日本建築の中にステンドグラスなど洋風の雰囲気がありとても風情がありました。和服姿の女将さんのお姿が溶け込んでいました。」「江戸時代のカブキ者たちが命をかけて傾いていたと知り、お話に圧倒された。」「日本だけにとどまらず世界にも目をむけていらっしゃり、伝統文化を世界に発信していきたいと考えている私にとっては、うれしかった」などと感動のレポートが寄せられました。

それぞれの見学先の皆様に心より感謝申し上げるとともに、今後も京都をはじめとして大阪・名古屋・東京などの文化企業との交流を深め、本学の学生がますます社会に貢献できるよう、祈っております。ツ

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京唐紙「唐長」

京唐紙「唐長」

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京料理旅館「吉田山荘」

京料理旅館「吉田山荘」

染・織「誉田屋源兵衛」

染・織「誉田屋源兵衛」

京和傘「日吉屋」

京和傘「日吉屋」