「元服式」の開催報告

 11月22日(火)午後に、皇學館大学祭式教室にて、現代日本社会学部の授業「文化継承実習『礼法』Ⅱ」(本年度開講)の一環として、ご担当いただいております弓馬術礼法小笠原流宗家三十一世の小笠原清忠先生(本学特別招聘教授)のご指導のもと、三重県の小笠原礼法社中の皆様のご協力をいただき、受講学生を対象とした「元服式」を公開授業として執り行いました。

 

元服式とは、今で言うところの「成人式」であり、はじめて「冠」をつける儀式であるところから「加冠の儀」ともいいました。

  当日は、来る新年に成人式を迎える2年生の学生15名(うち、女性は1名)が、直垂(男子・ひたたれ)・水干(女子・すいかん)を身にまとい、烏帽子親(因(ちなみ)の親)役である佐古一冽理事長の代理として現代日本社会学科主任の新田均教授が衣冠姿で式に臨みました。元服式の次第はおよそ以下の通りです。

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祭式教室の正面中央に熨斗三方・瓶子(へいし)・長柄(ながえ)・加柄(くわえ)が飾られ、所役(通い)・少人(新成人)介添役が順次入場して所定の場所に着き、因の親が入場後、一同一礼して着席。

柳の台(柳の木でできた五角形の台)を所定の位置に運び、風折烏帽子を載せた広蓋(ひろぶた)が披露される。

少人、座をたち柳の台に跪座し、因の親より冠(男子は風折烏帽子、女子は立烏帽子)が被せられる。少人、自席に復して、柳の台が徹せられる。

熨斗三方が披露され、因の親、少人に一膳が進められ、酒が瓶子から加柄、さらに長柄に移され、因の親、少人に酒が注がれ拝戴する(未成年に対してはお酒ではない飲み物が注がれた)。

因の親から少人に記念品が贈られ、因の親より祝いの言葉の後、一同一礼して退出。

ツ

 学生一同は、本格的な装束に身を包んで威儀を正し、厳粛な元服式によって、成人への心構えを確かなものにし、晴れ晴れとした面持ちで集合写真を撮影して、元服式を目出度く執り納めることができました。

因(ちなみ)の親、入場直後

因(ちなみ)の親、入場直後

因の親より冠を被せられる少人

因の親より冠を被せられる少人

因の親、少人に一膳が進められる

因の親、少人に一膳が進められる

式後の晴れ姿

式後の晴れ姿